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ブランド説明

1830年、ボーム家のルイ=ヴィクトールとピエール=ジョセフ・セレスタン兄弟が、スイス・ジュラ地方のレ・ボワという村に時計工房を設立。
最先端の革新的技術を取り入れた素晴らしい時計をつくる工房として高く評価され、兄弟は事業の規模を着実に拡大していきます。
1847年、当時ヨーロッパ屈指の大都市となっていたロンドンに進出し、1851年に「ボーム・ブラザーズ」社を設立。
その後もアジアやアフリカ、オセアニアへと進出し、19世紀後半までには安定した国際的評価を獲得し、海外でも広く知られる時計製造ブランドとなります。
この頃より多くの見本市や国際フェアにも出展し、数々ののグランプリやゴールドメダルを獲得。
また、計時の精度を競う様々なコンテストでも優勝し、中でも、ロンドン近郊のキュー天文台が主催するコンクールではいくつもの記録を樹立。
1892年にはトゥールビヨン搭載のクロノメーターが当時の最高記録をマークし、この記録はその後10年以上破られることがありませんでした。
20世紀に入り、創業者の孫である時計師ウィリアム・ボームがディレクターに就任し、実業家のポール・メルシエと共同で事業を進めるようになります。
そうして1918年、彼らはジュネーブに「ボーム&メルシエ・ジュネーブ」を創立。
1919年、その卓越したクラフツマンシップと品質が認められ、当時の時計産業における世界的権威である「ジュネーブ刻印」が授与されます。
1940年代、美しさと実用性を兼ね備えたバングルタイプのジュエリーウォッチ「マルキーズ」を発表するなど、創造的でモダンなレディス・ウォッチやハイスペックなコンプリケーションを数多く生み出します。
1950〜60年代、現在ブランドのロゴになっているギリシャ文字の「Φ(ファイ)」に象徴されるような均衡したフォルムを追求し、今日のラウンド・ウォッチの礎を築きます。
1973年、世界初のスティール製スポーツ・ウォッチ「リビエラ」を発表。
その後も1987年には「リネア」、1994年には「ハンプトン」など、数多くの素晴らしいタイムピースを開発し、コレクションの充実を図っています。

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