ブランド説明
18世紀半ばに創業して以来、一度も系譜を絶やさず、また一度も第三者に経営を譲ることなく時計の製造を続ける、真の意味で「世界最古のウォッチメゾン」と称され、あまたあるスイスの時計メーカーの中でも希少な存在。
パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲと共に、世界三大高級時計メーカーの一つとして数えられています。
1755年、Jean-Marc Vacheron(ジャン=マルク・ヴァシュロン)によってスイスのジュネーブにて創業。
19世紀に入ると、各天文台の精度コンクールや万国博覧会で次々と賞を獲得し、ジャン=・マルク・ヴァシュロンの創出する時計の評価は次第に高まっていきます。
1819年、ヴァシュロンの孫であるJacques Barthelemy(ジャック・バルテルミ)が、Francois Constantin(フランソワ・コンスタンタン)を共同経営者に迎えることにより、社名を現在のVacheron et Contantin(ヴァシュロン&コンスタンタン)に改称。
1839年、Georges-Auguste Leschot (ジョルジュ-オーギュスト・レショー)が製造技師として加わり、画期的なパンタグラフを発明し、時計の製造に革命をもたらします。
1880年、ブランドのシンボル「マルタ十字」が誕生。
これは使用されるパーツにはからずもマルタ十字に似た形をしたものがあり、そこから着想を得てデザインされたというエピソードがあります。
1906年、ジュネーブのケ・ド・リルに初のブティックをオープン。
1955年、厚さ1.64mmのキャリバーを搭載した世界で最も薄い時計を発表。
同年、ジュネーブ平和会議にて、アイゼンハワー大統領などに4カ国の首脳に時計を贈呈。
1979年、計118個、総カラット数130カラットのダイヤを使った「カリスタ」を発表。
これには製作に6000時間かかり、当時としては最高値がつきました。
2005年、創業250周年を記念して、「トゥール・ド・リル」を製作。
表裏2面に16のコンプリケーションと天球図を備えた画期的な構造を持つ世界で最も複雑な腕時計で、延べ1万時間以上を費やして研究開発を行い、834個の構成部品からなる画期的な自社製キャリバーを開発して制作されたトゥール・ド・リルはジュネーブ時計グランプリでグランプリに輝いています。
現在も、伝統的な時計づくりに、ヴァシュロン・コンスタンタン特有の現代的かつデコラティブなセンスを加えた、秀逸なデザインの新作ウォッチを常に発表し続けています。
