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ブランド説明

イタリアの高級腕時計ブランドであるPanerai(パネライ)は、1860年、Giovanni Panerai(ジョヴァンニ・パネライ)によって、イタリアのフィレンツェにて創業。
創業当、初はスイスの時計店兼時計工房であり、フィレンツェ初の時計学校でもありました。
その後、イタリア海軍に精密機器を納入していた縁で特殊潜水部隊のために軍事用ダイバーズウォッチ「ラジオミール」を1936年に試作し、1938年製品化します。
名称の由来は、自社開発した夜光塗料ラジオミールを使用したによります。
第二次大戦中には、放射線物質であるラジオミールに代わり新たにルミノールが開発され、それを搭載したモデルが1949年に誕生します。
長く軍用の時計メーカーだったPaneraiは、冷戦の終結と共に需要がなくなったため、1993年から一般向けに腕時計を限定的に製造・発売を開始。
1997年より、ジャガー ルクルト、IWC、ピアジェ、ヴァン クリーフ&アーペルなどを傘下に置くリシュモンのグループに入り、生産拠点もスイスに移転。
その後、国際的に大きく展開を広げ、現在ではトップブランドにまで成長。
元々軍用として開発されてきたパネライの時計は大型で厚いことで有名であり、近年の大型で厚い時計の流行のきっかけを作ったと言われています。

1860年:オフィチーネ パネライの時計工房の開設
ジョバンニ・パネライがフィレンツェのアッレ・グラツィエ橋付近に時計店を構える。この店は時計店と時計工房を兼ねているだけでなく、フィレンツェ初の時計学校でもあり、オフィチーネ パネライの歴史はここから始まる。 後に現在の店舗があるサン・ジョバンニ広場の大司教宮殿内に移転し、20世紀初頭に「Orologeria Svizzera(スイス時計店)」に店名を変更。

1916年:オフィチーネ パネライがラジオミールに関する特許を出願
イタリア海軍に高度な精密機器を納入してきたオフィチーネ パネライは、さらなる要望に応えるため、計器や装置の文字盤を発光させるためのラジウムベースの粉末、ラジオミールを開発。「ラジオミール」という名称は、1916年3月23日にフランスで出願された特許の補足文書に記載されている。このラジウムベースの塗料は、その高い視認性と水中における優れた接着性によって、オフィチーネ パネライ製品の重要な要素となる。 このラジオミールに関する特許は、パネライの長きにわたる技術革新の歴史を彩る多くの特許の最初の一石となる。

1936年:ラジオミールの試作品
第二次世界大戦勃発を目前にして、パネライは、イタリア海軍の第1潜水隊特殊部隊工作員のために、現在「ラジオミール」として知られているモデルの初の試作品を製作。 この試作品には、大型のスティール製クッション型ケース(47mm)、夜光数字とマーカー、ケースに溶接されたワイヤーループ式アタッチメント、機械式手巻きムーブメント、潜水服の上から着用できる長い防水ストラップといった特徴があり、現在のラジオミールはそれらの特徴の多くを受け継いでいる。 海軍の過去の記録には、1936年に10点の試作品が作られたことが記載されている。

1938年:ラジオミール:常に進化し続けるモデル
1936年に試作品が作られた2年後、その特徴を備えた実際の「ラジオミール」モデルの製作が始まる。 オフィチーネ パネライは、試作品の機能を実際に組み入れるため、若干の変更を加えて新しい「ラジオミール」モデルの製作を開始。このモデルでは、プレートが重なり合った二重構造の文字盤を採用し、ラジウムベースの夜光塗料の視認性を高めるために上側のプレートではマーカーと数字をカットアウト。また、両端を曲げてケース胴部に溶接した金属製バーを備えたワイヤーループ式アタッチメントにより耐久性がさらに向上した。そして、文字盤の数字に関して水中での視認性を高めるための改善を行い、4つの大きなアラビア数字とマーカー、時針と分針のみを備え、スモールセコンド針は配さなかった。

1949年:ラジオミールに代わってルミノールが誕生
ラジウムベースの塗料に代わって新しい蛍光物質、ルミノールが登場。 これはトリチウム(水素アイソトープ)を原料にした化合物で、1949年1月11日に「ルミノール」という商標で特許が出願されている。 「ラジオミール」ウォッチに続いて歴史に残るもう一つのモデル、「ルミノール」の名は、この新たに特許を取得した物質の名前からインスピレーションを得ている。

1950年:「ルミノール 1950」のケース
「ラジオミール」から「ルミノール」へと進化。 パネライは、第二次世界大戦が勃発した頃に始めた技術研究を終戦後も続け、ブリッジ型リュウズプロテクター、ケースと同じ1つのスティールの塊から製作して強化したワイヤーループ式アタッチメント、「ラジオミール 1940」と同様のクッション型ケース、さらにフラットで幅の広いベゼルなどの特徴を備えた「ルミノール」を開発した。 現在、このケースを備えたモデルは「ルミノール 1950」として知られている。

1972年:オフィチーネ パネライの転換期
グイドの息子、ジョゼッペ・パネライが亡くなり、長年にわたって軍事機密扱いであったイタリア海軍への納入契約としてパネライ家が行ってきた事業は、時計技師のディノ・ゼイに譲渡された。社名は「G.Panerai & Figlio」から、初期のモデルに用いられていた「Officine Panerai S.r.L.」へと変更された。オフィチーネ パネライは長年、コンパスや手首装着型水深計、深海で優れた耐性を発揮する水圧補正付き水中フラッシュライトなどをイタリア海軍のために製作・納入してきたことから、こうした機器に関しても新たな時期を迎えることになった。

1993年:オフィチーネ パネライ初のコレクション
オフィチーネ パネライが、民間向けに3つの限定シリーズで構成されるウォッチコレクションを発表。発表されたシリーズ「ルミノール」、「ルミノール マリーナ」、「マーレ ノストゥルム」は、第二次世界大戦中の特殊部隊用に開発された歴史的モデルにインスパイアされ、すぐに時計コレクターや愛好家の間で高い人気を得る。 このコレクションの発表は、1993年9月に、アメデーオ・ダオスタ公参列のもと、イタリア海軍の巡洋艦「ドゥランド・デ・ラ・ペンネ」号の船上で行われた。

1997年:オフィチーネ パネライが高級時計市場の主役に
オフィチーネ パネライがリシュモングループ(旧ヴァンドームグループ)の傘下に入る。これにより、イタリア国内に優れた流通ネットワークが確立。翌年には高級時計の国際市場に参入。 コレクションに、2つのモデル「ルミノール」と「ルミノール マリーナ」が3つのバージョンで登場。1993年に発表された「マーレ ノストゥルム」モデルが新しいバージョンでリニューアル。その特徴として、細いベゼル、ねじ込み式裏蓋、アワーサークルの外側の動きが挙げられる。

2001年:原点回帰
オフィチーネ パネライはパネライ ファミリーが所有していたフィレンツェブティックの敷地にサン・ジョバンニ広場の歴史あるパネライ ブティックを新装オープン。現行コレクションやスペシャルモデルに加え、ブティック限定モデルを見ることができることから、同ブティックには世界中のパネライファンやコレクターが集まる。

2002年:ヌーシャテルにパネライ マニュファクチュールが完成
スイス、ヌーシャテルの自社工房オフィチーネ パネライ マニュファクチュールの完成とともに、この年はパネライにとって重要な年となる。技術革新と研究開発に向けて、スイス高級時計製造技術と独自のデザイン、優れたノウハウが一つ屋根の下に集結された。

2005年:パネライ初の完全自社製ムーブメント
1940年代のアンジェリュス製ムーブメントの特徴である8日間パワーリザーブとGMT機能を持つパネライ初の自社製手巻きムーブメントP.2002を発表。□この名前は、パネライがフィレンツェ時計ブランドの時計製造技術に敬意を表してマニュファクチュールを完成させた年にちなんだもの。

2007年:完全自社製キャリバーの発表
自社で設計・開発が行われたP.2003、P.2004、革新的なP.2005の3つの新型キャリバーを発表。 P.2005はパネライ独自の洗練されたトゥールビヨン機構を搭載。トゥールビヨンという複雑機構を自社の伝統にすると同時にこれを一新した。テンプと脱進機を収めたケージがテンプの回転軸に対して平行ではなく垂直方向に回転。また、従来のトゥールビヨンではケージの回転が1分間に1回であったのに対し、パネライのP.2005キャリバーでは30秒に1回ずつ回転する。

2008年:自社製キャリバーP.9000およびP.2006を発表
自社で開発が行われた完全自社製ムーブメント、P.9000およびP.2006を発表。 ルミノール 1950シリーズおよびラジオミールのモデルに搭載されたP.9000キャリバーは72時間パワーリザーブを主な特徴とする。一方、P.2006はP.2004シングルボタン クロノグラフキャリバーの進化型として、10時位置のプッシュボタンで操作するスプリットセコンド機能を搭載。

2013年:オフィチーネ パネライのさらなる発展を示す、三つの新しい自社製ムーブメント
オフィチーネ パネライは、三つの新しい自社製ムーブメントを発表。クロノグラフ フライバック機能を備えたパネライ初の自動巻きムーブメント、キャリバーP.9100と、レガッタ カウントダウン機能を搭載した、洗練されたキャリバーP.9100/R、そして8日間のパワーリザーブを備えた手巻きムーブメント、キャリバーP.5000。新しいコレクションには、ブランドの歴史を反映するラジオミール 1940 ケースと、新しいサブマーシブル ウォッチの数々が登場した。また、ジュネーブのSIHHにて、並外れたセラミック製の懐中時計「ポケットウォッチトゥールビヨン GMTチェラミカ」も披露した。

2014年:オフィチーネ パネライの新しいマニュファクチュールがオープン
スイス、ヌーシャテルの丘陵地帯に位置するピエール・ア・ボットにオフィチーネ パネライの新しいマニュファクチュールがオープン。ひとつの建物の中に高級時計製造に関わりのある非常に優れた技能を集約し、イタリアンデザインの卓越性とスイスメイド テクノロジーの伝統を一体化させている。最初のパネライ マニュファクチュールがオープンした2002年以来、パネライは、GMTからあらゆるクロノグラフ、そして長時間パワーリザーブからパネライならではのトゥールビヨンに至るまで、最高レベルの複雑機構を備えた多彩な自社製ムーブメントを開発してきた。2014年には、キャリバーP.4000を発表。オフセンターのローターを特徴とするこの自社製自動巻きムーブメントでは、優れたデザイン性と高度な時計製造技術が完璧な形で融合している。

歴史 - オフィチーネ・パネライ

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