ブランド説明
1775年、時計職人のアブラアン - ルイ・ブレゲがパリのシテ島にて高級時計工房を設立したことによって始まりました。
世界初の自動巻機構の開発に成功した「ペルペチュエル」やゴングを採用したリピーターウォッチ、テンプのテン真を衝撃から守る初の機構「パラシュート」など、一連の画期的な機構の発明によって彼のキャリアは幕を開けます。
ルイ16世と王妃マリー・アントワネットは、この当時のブレゲの愛好家でした。
特にマリー・アントワネットはブレゲがデザインした高級時計をいくつも所有するほどの熱心な愛好家として知られ、これまで知られたあらゆる高度な技術、複雑機構、機能をすべて組み込んだ時計を製作してほしいという依頼をした事は有名です。残念ながらこの伝説の懐中時計「ブレゲNO.160」が完成したのは彼女が死去した後のことでした。
またナポレオン・ボナパルトもブレゲの愛好家として知られ、ブレゲ初の携帯用置時計「キャリッジ・クロック」、「パンデュール・サンパティーク(シンパティック・クロック)」を愛用したと言われています。
また1801年に特許を取得する「トゥールビヨン」は、当時の懐中時計の精度を飛躍的に高めました。
1810年、ナポリ王妃のカロリーヌ・ミュラのために製作された世界初の腕時計は、時計の進化を2世紀早めたと言われています。
またそうした数々の機構だけでなく、ブレゲ針、ブレゲ数字、ギヨシェ文字盤など、ブレゲが生み出した独特なデザインも、近代の多くの時計に用いられています。
